ax²+by²=1は楕円の式である。(a>0,b>0)
この楕円を原点中心にxy平面上でθ回転させたときの式は、
31x²+21y²+10√3xy=1となった。
このときのaとbを求めよ。
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解答は下にスクロールしたら出てきます。
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2006の旭川医科大学の後期試験の類題
<解答>
楕円上の点(x,y)を原点中心にθ回転させると、(x',y')に行くとする。
点(x',y')を原点中心に-θ回転すると、点(x,y)に行く。
ゆえに回転行列を使って、
x=x'cosθ+y'sinθ -①
y=-x'sinθ+y'cosθ -②
①,②を、ax²+by²=1に代入すると、
a(x'²cos²θ+2x'y'cosθsinθ+y'²sin²θ)+b(x'²sin²θ-2x'y'cosθsinθ+y'²cos²θ)=1
(acos²θ+bsin²θ)x'²+2cosθsinθ(a-b)x'y'+(asin²θ+bcos²θ)y'²=1
ax²+by²=1 を原点中心にxy平面上でθ回転させたときの式は、
31x²+21y²+10√3xy=1となったので、
acos²θ+bsin²θ=31 -③
asin²θ+bcos²θ=21 -④
2cosθsinθ(a-b)=10√3 -⑤
となる。③+④より、a+b=52
③-④より、(a-b)cos2θ=10 -⑥
⑤より、 (a-b)sin2θ=10√3 -⑦
√⑥²+⑦²より、a-b=20
a+b=52,a-b=20の連立方程式を解いて、
a=36, b=16となる。
<解答終わり>
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2014から高校数学から行列自体がなくなるらしいので、
こういう問題もなくなってしまうんだろう。
a=36, b=16となる。
<解答終わり>
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2014から高校数学から行列自体がなくなるらしいので、
こういう問題もなくなってしまうんだろう。
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