無限平面上に間隔1で平行な直線が並んでいる。
そこに長さ1の針をランダムに落とした時、
針と直線が交差する確率を求めよ。
下図は平行に引かれた直線に8本の針を投げ捨てた図
-----------------------
解答は下にスクロールしたら出てきます。
スポンサードリンク
-----------------------
<解説>
ビュフォンの針と呼ばれる有名な問題
まず、並んでいる直線と平行な方向にx軸があると考える。
x軸と針がなす角度がθ以上θ+dθ以下(dθは微小)となる確率p1は、
そして、x軸と針がなす角度がθ以上θ+dθ以下(dθは微小)の時、
針が平行な直線と交差する確率p2は、
なぜ、p2=sinθになるかを下で説明する。
話をわかりやすくするために並んでいる直線をy=0,y=1・・・とする。 そして、y=0の直線とy=1の直線の間に針の下側の点があるとする。 針の下側の点のy座標が1-sinθ以上1以下であれば、針と直線は交差する。 針の下側の点のy座標は0以上1以下の値を取ることができるので、 針と直線が交差する確率は{1-(1-sinθ)}/{1-0}=sinθとなる。
下図を参照

なおかつ針が平行な直線と交差する確率である。
針が平行な直線と交差する確率その確率p1×p2を、
θが0のとき、θが0+dθのとき、θが0+2dθのとき、・・・
θがπ-dθの時に関して足し合わせると、
針をランダムに落として針と直線が交差する確率pを求められる。
つまり、p1×p2をθに関して0からπで積分すると、
針をランダムに落として針と直線が交差する確率pを求められる。
0 件のコメント:
コメントを投稿